一の瀬「座望庵」復活プロジェクト

休業中の座望庵

のりくら高原の中心として賑わっていた一の瀬。かつての賑わいを呼び戻すための拠点として、老朽化により休業中の食堂「座望庵」を改修し、新たなカフェとして復活させるプロジェクトを行っています。
2023年から2025年にかけて環境省が行う、一の瀬再整備事業に合わせて改修を行うことで、豊かな自然環境を多くの方に楽しんでもらえる拠点にしたいと思います!
そのための資金を補うため、クラウドファンディングを始めました。
どうか皆様のご支援をお願いします。

のりくら高原の中心だった一の瀬、かつては牛が放牧され牧歌的な景観が広がっていましたが、諸々の理由により放牧がなくなり、景観は年を重ねるごとに変わり、森林化が懸念されています。

1990年代まで牛が放牧され、牧場景観が広がっていた「一の瀬」

ここ数年、地元住民が積極的に環境整備を行うことで景観は維持され、少しづつかつての面影に近づきつつあります。

休業中だった一の瀬入り口の「一の瀬ネイチャープラザ」も地元事業者により復活に向け着々と準備が進められています。すでにテイクアウトのカフェとして「KURUMu」が今シーズンから営業を始めています!

復活を進めるネイチャープラザ
Cafe&Gallery KURUMu

「一の瀬」は地域住民の心の故郷とも言うべき大切な場所です。
同じ気持ちで乗鞍を愛し、通ってくださる方々もたくさんいらっしゃいます。
でも最近そんな皆さんから「一の瀬に活気がなくて寂しい」「寂れていく感じがする」などの感想を聞くようになり、その度に切ない気持ちになります。

少しづつ活気を取り戻しつつある一の瀬、もっともっとこの豊かな自然環境を多くの方に知ってもらい、楽しんでいただきたい。

そんな思いで、一の瀬の拠点を「座望庵」とし、改装をスタートさせました!

座望庵周辺は乗鞍高原を実感できる広々した景観と、心地よい一の瀬川のせせらぎに癒やされるのんびりとした空気感が魅力です。環境省もこの場所を拠点とすることに合意をして、公衆トイレの新設、駐車場一部の緑地化、せせらぎ周辺の歩道のユニバーサル化を行うことになりました。また、小高い場所に建つ座望庵を取り巻く形で、高原景観を満喫できる広いデッキの新設も計画されました。

座望庵の運営を担う事業者を募ったところ、この場所に強い思いを持つ地元出身の30代の女性がUターンを決め、手を上げてくれました。一の瀬の心地よさを体現しつつ、新しい感覚で若い世代も楽しめる空間を創造したいと準備を進めています。

観光協会は潤沢な資金の余裕があるわけではなく、会員数の減少(廃業等)や高齢化もあって厳しい運営を強いられているのが現状です。松本市の地域振興補助金の対象事業として採択され、2/3の補助を受けることが決まり改修に着手しましたが、自前で1/3の費用を負担する必要があり、地元の大野川区と観光協会が一体となり、出来る限りの資金を捻出することで改修工事はスタートしています。どうぞ皆様のご支援をよろしくお願いします。

のりくら観光協会 協会長 宮下 了一

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