NORIKURA TIMES 9月(秋への誘い編)

日中は20℃前後と過ごしやすく、空はぐっと近くなり、すっかり秋の空気をまとい始めた乗鞍高原。
夏のからっとした明るさから秋の柔らかい光に包まれる乗鞍高原のこの時期の旬をご紹介いたします。

❶ 旬の乗鞍岳 登山情報

乗鞍エコーラインを走る乗鞍岳シャトルバスが、乗鞍山頂「畳平バスターミナル」まで運行中です。
畳平は標高が2,702mに位置し、ハイキングや気軽に3,000m級の登山を楽しむことができる魅力の観光地です。
畳平からはその日の気分や天候に合わせて、お手軽に登れる魔王岳(徒歩15分)や大黒岳(徒歩40分)を散策したり、乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰(徒歩1時間半)を目指すチャレンジができます。今の時期は、山小屋や宿泊施設に泊まって満天の星やご来光を見るのもおすすめです。
乗鞍岳は気温が一桁台になることもあるため、服装・装備には十分ご注意ください。

【料金】

バス乗車代 
大人往復 ¥3,400 小人往復 ¥1,700
(障害者割引あり)

【時刻表】

7月15日より運行ダイヤがAダイヤとなり、1日11往復、乗鞍観光センターからの始発は6時10分となります(晴れの日の場合。雨の日はBダイヤ)。
詳しくは以下の時刻表をご確認ください。
アルピコ交通社:https://www.alpico.co.jp/traffic/local/kamikochi/echoline/

※2023年度は、乗鞍エコーラインのご来光バスは運休となっています。

畳平お花畑の詳細はこちらから

「可憐な高山植物を探しに畳平へ」

乗鞍岳登山のルート詳細はこちらから

「乗鞍岳登山ルートガイド」

乗鞍岳で天空の世界を満喫!

「3000m級の天空の世界へ」

❷ 散策情報

◆原生林の径

秋の原生林の径はしっとりとした空気で夏の暑さに疲れている肌に心地よい空気感。
小雨や雨上がりに歩くと濡れた緑が鮮やかで土の香りがほのかに漂い、ゆっくり深く深呼吸したくなります。

◆白樺の径

気軽にハイキングできる白樺の径は、その名の通り白樺が多数見られる明るい径。苔むした岩が並ぶ渓流は涼やかで、しっとりとした美しさを楽しんでいただける散策道です。乗鞍観光センターのトレイルヘッドから一の瀬へと抜けるトレイルコースにも含まれています。

トレイルの詳細はこちら

「NORIKURA KOGEN TRAILSで遊ぼう」

一の瀬草原トレイルについてはこちら

「一の瀬草原トレイル」

◆一の瀬

緑の草原に白い白樺、遠くに乗鞍岳と青い空。一の瀬では、乗鞍高原が国立公園に認定されるきっかけとなった草原景観が楽しめます。
秋の花の代表である「アケボノソウ」や「マツムシソウ」が咲き始め、秋の雰囲気が漂い始めます。
気温も日中は20度前後で散策にちょうど良い時期です。

一の瀬の過ごし方の詳細はこちらから

「一の瀬で過ごすノイズレスな時間」

◆ 星空観察

標高約1,200mから1,600mに広がる乗鞍高原では、澄んだ空気の中で平地よりも鮮明に満天の星を眺めることができます。
乗鞍BASEや一の瀬など、星見スポットも多くあるので乗鞍高原に宿泊して星空観察をお楽しみください。

乗鞍高原の星見についてはこちらから
「満天の星に包まれる」

❸ イベント情報

◆のりくら絵本プロジェクト

昨年11月より、のりくら高原を舞台にした絵本を作るプロジェクト「のりくら絵本プロジェクト」が始まっています。
こちらはのりくら高原の魅力を絵本を通じて知っていただき、実際に歩きながら楽しく発見できるトレッキングマップにもなる、大人も子どもも楽しめる絵本となる予定です。
そして、9/15まで絵本を作るためのクラウドファンディングにチャレンジ中です。お陰様で現在42%達成というところまで来ました。
目標までまだまだ遠いですが残りの期間までラストスパート!
皆様の応援、ご支援、ご参加をよろしくお願いします。

【クラウドファンディング期間】
掲載開始:7月15日 0:00
掲載終了:9月15日 23:59

【これまでの取り組み】
・2022年11月  プロジェクト立ち上げ
・2023年5月 のりくらウォーキング&絵本ワークショップ

【今後の取組】

・〜2023年10月絵本の作画さんや作家志望の方を募集
・2023年10月のりくらウォーキング&絵本ワークショップ
・2023年10月〜絵本製作編集
・2024年3月出版(予定)
詳細はこちら:https://rescuex.jp/project/76141

◆間伐した白樺を用いたベンチ制作&ガイドツアー

乗鞍高原では、一の瀬の草原再生活動で伐採された白樺の丸太を使って釘や防腐剤を一切活用しない、自然に朽ちていくベンチ=Kimamaベンチの制作を2年前から行っています。
今年も参加者を募ってベンチ制作を行い、午後は一の瀬の歴史や現在のゼロカーボンパークの取り組みを知ることのできるガイドツアーを開催します。
ご家族での参加も大歓迎ですので、お知り合いなどお誘い合わせの上、ご参加ください!!

日時:9月24日(日)9:00〜15:30
集合:乗鞍高原一の瀬 Cafe&Gallary KURUMu前

■スケジュール
9:00 集合 一の瀬 Cafe & Gallary KURUMu前
9:00〜9:30 オリエンテーション&説明
9:30〜12:00 ベンチ制作
12:00〜13:00 休憩
13:30〜15:30 一の瀬ガイドツアー

■参加条件:小学4年生以上

■参加費用:無料 お昼はお弁当をこちらで準備します

持ち物:
・長袖長ズボン
・軍手
・雨具
・水筒
・運動靴
・日焼け止め
・防寒具
・行動食

参加される場合は以下の参加フォームからお申し込みください。
https://x.gd/3i8zc

❹ お知らせ

◆e-Bikeレンタルで乗鞍高原を満喫してみませんか?

心地よい秋の空気が漂う乗鞍高原はe-Bikeを楽しむのにぴったり!
電動アシスト付きe-Bikeレンタルで乗鞍高原の山や森を堪能してみませんか?

Bike
Specialized Vado SL4.0
スペシャライズドブランドの電動アシスト自転車
ロードバイクと MTB バイクの中間的な存在であるクロスバイクで、重さは何と 15 ㎏の超軽量タイプをご用意しております!

貸出場所:乗鞍観光センター
松本市安曇乗鞍高原 4306-5

ご予約:下記予約サイトからお願いいたします。
https://norikura.urkt.in/ja/direct/offices/2445/courses

お問い合わせ:のりくら高原観光案内所 TEL:0263-93-2147
〒390-1520 松本市安曇乗鞍高原 4306-5 
営業時間:10:00~16:00
貸出時間:10:30~15:30
営業日はカレンダーをご覧ください。
https://norikura.gr.jp/content/norikura-kanko-annaisho/

e-Bikeの楽しみ方

「天空でeBike」

ヒルクライムのガイドブックより

「乗鞍岳ヒルクライムのすすめ」

◆mymizu(マイボトル持参の給水情報)

アクティビティが盛んでゼロカーボンパークに認定されている乗鞍高原ではマイボトル持参を推奨しております。
日本全国の無料給水スポットが探せるアプリ「mymizu」で検索すると、給水スポットがご確認いただけます。
また、アプリに掲載のない施設でも給水していただける場合がありますので、是非お気軽にお声がけください。

mymizu 公式サイト:https://www.mymizu.co/

◆外来種駆除に参加してみませんか?

国立公園に指定されている乗鞍高原は、多種多様な生き物たちが共存する自然が豊かなエリアです。様々な日本在来の動植物が生存しているこの場所は、近年、外来種(日本には生息していなかった生物)の影響を受けています。

乗鞍高原ではこれまで、地元の方を中心として外来種駆除に力を入れて参りました。
また、訪れる方が参加しやすいイベントも開催して参りました。

そして、この度、イベント以外の日程でも以下の2施設で誰でも気軽に活動に参加していただけるようになりました。乗鞍の自然を身近に感じる活動へのご参加お待ちしております!

乗鞍BASE

(体験型のアクティビティーとキャンプサイトを併設している施設です)
〒390-1520 長野県松本市安曇3994-21
TEL:0263-88-0300(電話対応時間10:00~16:00)
営業期間:4月23日~11月6日
営業時間:9:00~17:00
定休日:毎週火曜日(繁忙期は無休)
カフェ シヨン定休日:毎週火曜日・水曜日(繁忙期は無休)
※乗鞍BASEで外来種駆除活動をするとカフェシヨンのご利用が10%オフとなります

のりくら高原観光案内所

〒390-1520 松本市安曇4306-5(乗鞍観光センター建物内)
TEL:0263-93-2147
営業時間:10:00~16:00
受付時間:10:30~15:30
営業日はカレンダーをご覧ください。
https://norikura.gr.jp/content/norikura-kanko-annaisho/

◆熊の出没について

乗鞍岳畳平周辺やエコーライン沿いで熊の出没が続いています。
下記の点に注意して登山や自転車等をお楽しみください。

・熊鈴を携帯する。
・熊に出会ったら騒がず、大声を出さず静かにゆっくりと後退する。
・クマを刺激せず冷静に行動する。
・写真や動画を撮らない。

◆タカの渡り

9月に入り、乗鞍高原からほど近い白樺峠では「タカの渡り」がまもなくピークを迎えます。
白樺峠は日本でも有数の「タカの渡り」のスポットとして広く知られており、約15,000羽のワシ・タカなどの渡り鳥が通過するのを観察することができます。多くのバードウォッチャーが渡りのルートを見守り、専門スタッフが季節ごとに日々定点観察を行い、サシバやハチクマ、ツミなどの壮大なタカの渡りも楽しむことができます。

タカの渡りについて詳しくはこちら
「白樺峠へタカの渡りを見に行こう」


秋の乗鞍高原は一日一日の変化が大きく、9月は紅葉には早いですが、それでも落葉する木々が見られ始めたり、日差しの色が穏やかで優しい色合いとなる、散策にはおすすめの時期です。早朝の朝日を臨みながらホットコーヒーを一杯。
ぜひ初秋の乗鞍高原へ足を伸ばしてみてください。