澄んだ空気、標高1200m~1800mの適度な高度、街から遠く離れ、山々に囲まれた乗鞍高原で見る満天の星は息をのむ美しさです。肉眼でも天の川が見つけられるこの地で、本来の星の数を体感してみてください。
❶ 新月の日にこそ 星空を
どんなに星空観察に適した乗鞍高原でも、月が明るいと、その光にかき消されてしまうため強い光を放つ星しか見えません。星空を目当てに乗鞍を訪れるのなら、新月の前後1週間がおすすめ。月の満ち欠けに合わせて滞在日を決めるのも、一つの旅の選択です。
新月の願い事をご存知ですか?紀元前の頃から新月の日に願い事をすると叶うと信じられていて、新月には それだけ不思議な力があるそうです。ぜひ、とっておきの願い事を携えて、新月の星空を見上げてみてください。



❷ 肉眼で見られる天の川
一般的に、天の川と言えば「七夕」のイメージがあるかもしれません。それは、七夕前後(梅雨明け~お盆頃)の時期の天の川が一番見えやすい高さにくるからとされています。乗鞍高原では、条件さえそろえば季節を問わず肉眼でも天の川を見ることができます。
特に冬の天の川は とても繊細で淡く、世界中でも肉眼で確認できる地域は大変希少です。天の川が当たり前のように見られる乗鞍高原で育った子ども達は、地元を離れた時に初めて、乗鞍の星空が当たり前ではない特別なものだった…と気づくようです。



❸ おすすめの星空観察スポット
乗鞍高原内ではどこでも星空観察ができますが、特に空が開けていて、夜でもアクセスしやすいおすすめの星空観察スポットをご紹介します。
1. 乗鞍BASEいがやレクリエーションランド駐車場
足元が舗装してあるので、夜でも歩きやすく、高台になるので高原の明かりも気になりません。車から降りてすぐに観察できます。
2. 星見の丘
一の瀬に入る道路沿いにある星空観察スポットです。車道より高いところにあり、横になって見られるようにベンチもあります。辺りには木が茂っているので、自然に包まれる雰囲気で星空を楽しめます。
※夜初めて行かれる方には見つけにくいので、昼間下見に行くことをおすすめします。
3. 三本滝駐車場
夜間に車で行かれる最高地点になるので、高原内の明かりからも遠く、たくさんの数の星を見ることができます。
4. 乗鞍岳
肩の小屋や位ヶ原山荘にお泊まりいただくと、2000m以上の場所で、特別な夜空をご覧いただけます。
5. 宿泊施設駐車場
少しずつ宿の明かりが消えてくる夜9時頃に玄関の外に出て、少し目が慣れてくると次第に星が見えてきます。お散歩がてら暗いところを見ると、星の数が多く見えることでしょう。
寒くなればすぐに宿に入れるので、気楽に星を楽しめます。
6. まいめの池駐車場
一の瀬の真ん中にある広々とした場所です。高原の明かりから遠のくため、広々とした場所でゆったりと星空観察を楽しめます。
❹ 星空観察で気をつけたいこと
普段見上げる夜空とのあまりの違いに、びっくりして歓声を上げたくなるかもしれません。ですが、周りには静かに星空を堪能している方もいらっしゃるので、そこはぜひ心の中で歓声を。また、高原の夜は夏でも10℃以下になることがありますので、防寒対策をしてお出かけ下さい。
自然の中ですので虫よけをご準備いただき、動物にもご注意を。駐車場での観察の際は、寝転んで星の観察をすると、事故につながるのでお控えください。また、写真撮影の方もいらしゃいますので、明かりの点灯には十分ご配慮いただけると幸いです。周りの方と気持ちよく&最高の星空観察ができますように。
❺ 星空撮影にチャレンジ
美しい星空を目にすると、その星空をそのまま写真に残し、持ち帰りたくなりますね。ですが、星空撮影は、初心者にはちょっと難しく、ハードルが高そうと思う方も多いかもしれません。でも、あるポイントを押さえれば、初心者の方でも簡単に撮影ができるんです。
乗鞍高原在住の星景写真家「たけぽん」さんに、初心者の方でも簡単に星空を撮影できるポイントを教えていただいています。ぜひ乗鞍高原で、星空撮影にチャレンジしてみてください。
美しい星空を写真に残そう
観察スポットとして三本滝も入っているので、
冒頭の標高の部分は 標高1200m~1800m にしたほうがいいかしら?
その辺りまでが高原内 という認識で私はいますが、どうかしら?
星見の丘の入口看板が壊れていましたね。
直してくれたか、草刈りが定期的にされるのか、心配です。
看板がないと、分かりにくいんですよね。
紹介する以上は最低限のことはしてあげないと….
誰に話したらいいかな?
観光ポイントの表記
一の瀬園地 → 一の瀬
座望庵駐車場 → まいめの池駐車場
4星空観察に気を付けたいこと…追加で「自然の中ですので虫よけをご準備いただき、動物にもお気を付けください」など入ると良いかな。