#24 乗鞍の暮らしが見える。ほっこり手作りおやき。

「おやき」は長野県を代表する郷土食の一つで、乗鞍高原でも昔から作られてきました。生活様式の変化によって、作り方は進化していますが、昔ながらのほっこりする美味しさは、今も変わらずこの地で味わうことができます。おやきを通して乗鞍の暮らしが見えてくる!?そんなのりくらのほっこり手作りおやきの魅力をご紹介します。

乗鞍の暮らしが見える。ほっこり手作りおやき。

❶ のりくらの郷土食 おやきとは
❷ のりくらのおやきが生まれる場所
❸ ずく の詰まった乗鞍のおやき
❹ 種類豊富な彩色おやき 私の定番を見つけよう
❺ のりくら彩色おやきを購入するには

❶ のりくらの郷土食 おやきとは

おやきとは、小麦や雑穀、そばなどの粉を水で溶いて練った生地に、野菜などの調理した具材を包んだおまんじゅうのようなもの。乗鞍高原のおやきは、「やいや」とも呼ばれています。この乗鞍の地では、蕎麦が主食だったその昔、地元のそば粉を使って囲炉裏で焼き、醬油や味噌をつけて食べるものでした。

小麦粉が手に入るようになってからも、農作業の合間などにおやつとしてこの地で親しまれてきたおやき。現在でも家庭ではもちろん、地元のお母さん達が集う「乗鞍うまいもの工房」の皆さんが地粉(小麦粉)を使ってアレンジを加えながら、大切に受け継いでいます。

そばおやき
昔ながらのそばおやき

❷ のりくらのおやきが生まれる場所

乗鞍のお母さん達はアレンジ上手。地域柄、限られた食材を美味しく頂けるようにと昔から工夫と改良を重ねてきた彼女達の営みは、食は命をつなぐ源であり生きる楽しみでもあるということを表しているかのよう。そんな大層なことをしているわけではないよ!とご本人達に言われてしまいそうですが…。

おやきの工房をのぞいてみると、雑談を交わしつつ、阿吽の呼吸で次々におやきが形作られていきます。一連の行程を見学していて気づくのは、どうやらここは、単なるおやき製造現場なのではなく、おやき作りに関する一人一人の熟練の技を持ち寄る場なだけでもなく、彼女達が日々の暮らしを通して体得した様々なアイデアを持ち寄り・持ち帰る場でもあるようで、お一人お一人が生き生きとされているのが印象的。工房は、彼女達にとって日々の暮らしの活力の源・パワースポットでもあるようです。

❸ ずく の詰まったのりくらのおやき

昔ながらのシンプルなそばおやきから代々アレンジを加え、今ではもっちりとした食感で、花豆・野沢菜・山菜・かぼちゃ・じゃがいもなどなど、地域の食材を具材としてふんだんに使ったおやきの数々が、現在の乗鞍のおやきです。長野県の方言で「精を出してする気力。 根気。 やる気。」のことを「ずく」と言いますが、作り手のお母さん達の話を聞くと、のりくらのおやきも「ずく」がなくてはできないものと言えそうです。

なぜなら、おやきの具にする花豆や野菜は畑で作るところからですし、山菜はもちろん自ら山へ採りに行き、野沢菜も熟練の塩梅でじっくり漬けて熟成する自家製の美味しいものを。そんな風にひとつひとつおやきを丸めながら、「ずく」という名の彼女たちの愛情もたっぷり詰めているのですから。それは、乗鞍の山暮らしの景色に重なります。豊かな山暮らしのエッセンスが凝縮されたのりくらおやき。そんなおやきが美味しくないはずはありませんね。

❹ 種類豊富な彩色おやき 私の定番を見つけよう

のりくらのおやきは「彩色(いろいろ)おやき」という愛称で親しまれており、その名のとおり彩り豊かです。標高1200m~1500m付近の乗鞍高原に自生する山菜を採り、寒暖差の大きいこの地に合った作物を栽培・収穫し、シンプルな味付けで調理。さらに自然の色付けによって見た目も鮮やかに楽しめるようにと作られており、のりくらの山の恵みをしみじみと味わえます。

そんな彩り豊かなおやきの中から、ぜひ「これが私の定番!」と思えるおやきを見つけてみてください。のりくらの自然の恵みや作り手の「ずく」など、この地の恵みがギュギュっとつまったおやきを。味わう度に心と体が嬉しくなるおやきを見つけることができたら、それはもうあなたにとっての乗鞍ソウルフード。どれを食べようかなと迷われている方に、代表的ないくつかのおやきをご紹介しておきます。

花豆

乗鞍高原の特産、紫花豆(がに豆)の甘煮を半つぶしにした餡を使用。生地に使うそば粉も地元産。つぶつぶの食感とほっくりとした豆の風味を味わえます。

よもぎかぼちゃ

高原内で育てた甘みが凝縮したほくほくのかぼちゃを餡にしたもの。生地には春のよもぎを摘んでペーストにし、練り込んでいます。

山菜

春に高原内に芽吹くワラビとゼンマイを摘み、昔からの保存方法で塩漬けして一年を通して使用。おやきを作る度に塩出しして味付けした昔懐かしい味わい。

野沢菜

秋に収穫して大樽に塩漬けし、長年受け継ぐ漬物小屋で熟成させた野沢菜を使用。こっくりとした味わいで根強い人気のおやき。

黒米じゃがいも

この土地で、昔ながらのお盆のお供え物になっている芋団子の餡をおやきの具にしたもの。生地には黒米を練り込んでいます。

おさつりんご

信州産りんごの酸味とふかしたさつまいもの甘みを程よく活かしたおやき。生地には紅茶で色付けして見た目も華やか。お子様にも人気の秋限定おやきです。

❺ のりくら彩色おやきを購入するには

のりくら彩色おやきは、GW~秋のグリーンシーズン中は乗鞍観光センター内のGiFT NORiKURAで購入できます。販売しているおやきの種類は時期によって変わり、また扱う種類や数も限られるため、確実に手に入れたい方は、乗鞍うまいもの工房に直接お問い合わせください。

うまいもの工房では、冷凍便での地方発送(10個以上の場合)も可能。ご自宅用はもちろん、贈りものにできるのも嬉しいですね。乗鞍ソウルの詰まった郷土食の一つ、のりくら彩色おやきを味わって、旅に&日常に、おやきというまあるい彩りを添えてみてはいかがでしょう。

乗鞍うまいもの工房

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