NORIKURA TIMES(秋の訪れ編)

お盆が終わり、乗鞍高原の朝晩はひんやりとして気持ちのいい季節になってきました。日中の暑さも和らぎ、外で過ごすのにもちょうどいい気温です。今回は、この時期ならではの乗鞍高原での過ごし方をご紹介します。

①乗鞍岳 ライチョウルート

今の時期におすすめなのが乗鞍岳登山です。標高2,702mの「畳平バスターミナル」までバスで行くことができ、手軽に標高3,000m級の山岳景観を楽しむことができます。
畳平からは、乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰(標高3,026m)を始めとして大黒岳、富士見岳などの山にアクセスでき、それぞれ違った景色を楽しめるため、その日の気分や天候に合わせて登頂する山をセレクトするのもいいですね。
また、山に登らなくても、鶴ヶ池など畳平周辺を散策するのもおすすめです。高山帯ならではの絶景を楽しむことができます。

畳平へは、長野県側からは「エコーライン」、岐阜県側からは「スカイライン」でアクセスできます。
「スカイライン」は路面崩壊のため通行止めとなっていましたが今年8月20日より開通しており、長野県・岐阜県の双方から一気通貫で楽しむこともできます。
この観光ルートは乗鞍岳に生息する「ライチョウ」を称して「乗鞍ライチョウルート」と呼ばれています。長野県側は乗鞍温泉郷や白骨温泉、岐阜県側は奥飛騨温泉郷があり温泉の入り比べもおすすめです。来られる際は、是非ライチョウルートで長野と岐阜両方の観光を楽しんでみてくださいね。

② 一の瀬草原の一休みスポット

乗鞍高原にある「一の瀬草原」は、背景に乗鞍岳を望み、広い空と美しい木々を楽しめる草原です。今の時期は日中も外で動きやすいので、一の瀬をのんびり歩いてみるのがおすすめです。最近は秋の花の代表である「アケボノソウ」や「マツムシソウ」が咲き始め、秋の訪れを感じられます。

おすすめは、一の瀬草原を散策しつつ、草原内にあるカフェ&レストラン「Local Food Cafe 一ノ日」と「Cafe and Gallery KURUMu」で一休みして地元の恵みを味わい尽くすコース。
どちらも乗鞍の伝統食材や長野県産の食材にこだわっています。そして、「Local Food Cafe 一ノ日」は今年8月にオープンしたばかり!一の瀬草原の自然の豊かさをもっと多くの方に知ってほしいという思いが込められており、地域内外からのクラウドファンディングでできあがったお店です。
店内の大きな窓や現在絶賛工事中のデッキからは、一の瀬草原や乗鞍岳が一望でき、気持ちのいい風を感じながら一休みすることができます。

<筆者のおすすめメニュー>

■一ノ日「一ノ日プレート」

乗鞍の伝統野菜の「花豆」や「番所きゅうり」、山菜などをふんだんに使用した、まさに乗鞍の恵みを味わい尽くすプレート。色々な料理を少しずつ味わえるのが嬉しいポイントです。季節によって料理も変わるそうなので、何度訪れても楽しめそうです。

■KURUMu「白樺ソーダ」

一の瀬草原で行われている修景伐採で出た”白樺の葉”を使用したオリジナルドリンク。白樺の香りがふんわりと香り、気分もすっきりとリフレッシュできるので散策の休憩にぴったりです。伐採後、普通ならば廃棄されてしまう白樺の葉を使用した、まさに自然にも人にも優しいドリンクです。

乗鞍高原にお越しの際は、是非一の瀬草原を散策しながら地元の恵みを味わってみてくださいね。

③ イベント情報

■子どもたちのアルプス映画祭 in 乗鞍高原 9月6日(金)
普段スクリーンで映画を見る機会が少ない乗鞍・安曇・奈川地域の子どもたちに、大きなスクリーンで映画を楽しんでほしい、という思いが込められたイベント。大人も子どもも楽しめます!
▼詳細
https://kidsfilmfes.com/norikura/

■NORIKURA TRAIL DAY 9月7日(土)
乗鞍高原にあるトレイルの魅力やたのしみ方を五感で体験できる体験型イベント!当日は実際にトレイルに出て楽しむだけでなく、トークセッションやワークショップ、ブースの出店があり見どころ満載です。
▼詳細
https://norikura-trailday.localinfo.jp/


お盆が終わると、一気に暑さも和らぎ秋の訪れを感じることができる乗鞍高原。9月中旬ごろには白樺峠で「タカの渡り」も見ることができるので、これからの時期も楽しみ満載です。

NORIKURA TIMESは、乗鞍観光協会宣伝部のブログチームが2週間に一度のペースで更新しています。乗鞍のことが大好きなメンバーが持ち回りで記事を担当し、メンバーがおすすめする乗鞍高原の旬な情報をお届けしています。今回は鈴木朋佳が担当しました。
次回もどうぞお楽しみに!